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てんまる杉の庚申塔  


『庚申塔(青面金剛)Wikipediaによると、庚申塔の建立が広く行われるようになるのは、江戸時代初期(寛永期以降)頃か
らでです。その後、近世を通して多数の庚申塔が建てられました。当初は青面金剛や三猿像のほか、阿弥陀、地蔵など主尊が定まっていない時
期を経て、青面金剛像が主尊の主流になっていきます。江戸中期からは「庚申塔」や「庚申」と文字のみ彫り付ける形式が多くなりました。

『二十三夜塔』「道祖の神と石神様たち」 西川久寿男著によると、18世紀の後半から昭和の初期にかけて、日本の各地で「講」
を組織した人々が集まって、月を信仰の対象として精進・勤行し、飲食を共にしながら月の出を待つ月待ちの行事をしました。その際に、供養
のしるしとして建てた石碑(月待塔)のひとつが、二十三夜塔です。
 崇拝の対象として、二十三夜は勢至菩薩を本尊として祀りました。勢至菩薩は、智慧の光をもち、あらゆるものを照し、すべての苦しみを離
れ、衆生に限りない力を得させる菩薩といわれています。

『てんまる杉の庚申塔と二十三夜塔』路傍に残る、江戸時代に花開いた庶民文化の一つ
です。この地に住まう人々の、願いや苦しみ、喜びを聞き続けて来た青面金剛と勢至菩薩です。 

庚申塔(青面金剛)と二十三夜塔

 この他にも興味深い石碑が在りましたが、それらは次回に譲りたいと思います。
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category: 歴史よもやま話

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コメント

こんにちは。

 庚申塔は、明治時代になると、政府は庚申信仰を迷信と位置付けて街道筋に置かれたものを中心にその撤去を進めた。とありましたが、今の世であっても心のより所として、ありがたい存在です。

inkyo #mQop/nM. | URL
2016/12/01 16:06 | edit

inkyoさん、こんばんは。

明治政府は、一種の革命政権ですから前時代(江戸時代)を否定しました。
初期の頃は、かなり?の事もしたようですね。しかし庶民は対策を講じて、
古くからのものを嵐が鎮まるまで隠したりもしたそうです。

ウチの方では古くからの集落の旧道入り口などに、庚申塔や二十三夜塔が
祀られているのを目にすることが多いですね。

無才 #- | URL
2016/12/01 17:52 | edit

こんばんは

大事に「庚申塔」「二十三夜塔」など保存されて、
地元の手厚い保護が嬉しいですね。

タリバンじゃないけど、仏様など破壊はダメです。
信仰の押し付けが酷かったようです。
今は、大東亜戦争後の開放でしょうか、
胡散臭い宗教が幅を利かせたりしています。

どっちが良いとか悪いとかじゃないのですが。

散歩で見かける庚申や地蔵様などが、
顔を削られたり、頭を落とされたりの姿を見て、
仰るように、革命は文化や信仰を無にします。

文化国家の今は、平和で素晴らしいですね。
何処かのように、狂信的な国は困ったものです。

one0522 #bmlW70E6 | URL
2016/12/01 18:28 | edit

ワンさま、こんばんは。

ワンさま、こんばんは。
庚申信仰や月待信仰などは、宗教と言うより現在の感覚からするとレクリェーションに
近い かも知れません。文化は、余裕が無ければ発展しませんから、当時の草深い魚沼
の農村 でも遊び楽しめる豊かさが有ったのだと思います。

原理主義は、宗教の如何を問わず民主主義国家の敵です。原理主義に落ちれば異教徒
への不寛容さから、同じ人間とは見做せないから破壊しつくすのです。

無才 #- | URL
2016/12/01 22:31 | edit

庚申

人々の心と人生を刻んだ碑なんですね。
日本の社会の自治体の奥深さが東京だとあまりに外部からの流入が多くて維持されにくいのが残念に思います。

ガンダム #iL.3UmOo | URL
2016/12/03 07:54 | edit

ガンダムさん、おはようございます。

江戸でも富士講や大山講などが盛んでした。これは山岳信仰ですが、
今でも続けている講が有るように聞いています。それに、庚申信仰は
関東地方が中心だったのですよ。

人が集まって飲食を共にする機会は、娯楽の乏しい昔は、楽しかった
のでしょうね。それが各地へ伝わって行ったのです。

無才 #- | URL
2016/12/03 10:13 | edit

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